二進も三進も。

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経済的困窮により「二進も三進も」って言葉が、ずしりと重くのしかかってきている。
それで、気分が落ち込んでいる。
仕事を終えて、家に帰ると、長男夫婦が来ていた。
伊豆の方に旅行に行ったので、土産を持って来てくれたとのことだ。
久しぶりに孫の顔を見る。
長男は、気を利かせて、孫を抱かせてくれる。
おじいさんになり、孫に何かしてあげればとは、思うのだが、それも出来ない自分の不甲斐なさを痛切に感じている。
打開策をと考えてはみるものの、それが見つからない。
ウジウジとして、堂々巡り状態だ。
今の給料では、どう考えても、近いうちに破綻が生じるのは、目に見えている。
今までは、保険の解約金で、給料の不足分を補ってきたが、それも底をついてしまった。
かつてのサラリーマンの時に比べて、半分以下の給与で、生活状況を変えていないのだから、どう考えても継続できるわけがない。
で、今までは、保険金の解約金で延命できたが…。
今の条件より良いところへの転職しかないのだろうが…。