アフリカを出て、7万2000年。
7万2000年前に故郷アフリカを出て紅海を渡り、海岸線沿いを歩いて、アジアに到着。
それから、海を渡って、この島にやってきたわれらの先祖たち。
7万2000年が経ち、今のわれわれが、この島に住んでいる。
アフリカを出た時とは、見た目はすっかり変わってしまったようだ。
その間の食糧は、貝と魚と野生の植物と動物だったようです。
ホモ・サピエンスが辿った道には、貝塚が残されていて、この関東でも、海岸から離れた陸地に貝塚が残っているのは、かつては近くまで海があったってことです。
今と違って、貝が貴重な食糧源だったとは、思ってもみなかったです。
元々は、同じ種であるホモ・サピエンスなのに、歴史書を読むと、争いや格差ばかりで、ウンザリします。
だからと言って、投げ出すこともできない。
自分自身のことを言うと、ガンになると絶望的な時代に生きていたら、去年死んでいたかもしれないと、そうは言っても、楽観的にはなれないけれど、それほど悲観的でもない。
手術の時の痛み等をもう一度経験する気はサラサラないけれど、あの時は、「死ぬかも」と言う実感もなかった。
健康保険限度適用認定証と年金を貯めていたおかげでなんとか入院費用を捻出できたが、今の介護職の給料では、実費の3割負担の支払いは、出来なかった。
この制度があったおかげで、ガン保険に入ってなくても、なんとかなるものだと言うことがわかった。
但し、最低でも、50万は必要です。