誕生会

今日は、世の中はクリスマス。
ですが、当デイサービスの利用者のKさんの93回目の誕生日。
なので、ささやかな誕生会を行いました。
誕生会と言っても、小さなバースデーケーキを買ってきて、それを利用者さんのおやつの時間に提供させて頂きました。
ところが、当人は、今日が自分の誕生日だとは、私たちが言うまえまで気付いておられませんでした。
ですが、利用者さんのハッピーバースデーの歌に、すごく感動されて、
「こんなにたくさんの方からお祝いの言葉をいただくとは、感謝・感激です。」
と、涙ぐまれた顔をされていました。
同僚の女性は、
「こんなに喜ばれるとは、思ってもみなかった。うれしい。」と、感激してました。
夕方近くになって、息子さん家族が来所されました。
「誕生日プレゼントは、持参してないけれど、利用者さんで分けて食べてください。」と言って、生八つ橋の差し入れがありました。
早速、明日の3時のおやつに提供させていただこうと思っています。
来年も、Kさんはここにいるだろうか、もしかしたら特別養護老人ホームに行かれているかもしれません。
ご本人は、たまに
「こんなに耄碌しちまったから、早くくたばってしまった方がいい。」なんてことを言われますが、もっと長生きして下さい。
日本人は、ただ生きていることがすごく苦手な民族だとのこと。
確かに、ここの利用者さんの行動を見ていると、そうかもしれないし、中には一日中瞑想にふけっているような方もいる。
いずれにしても、未知の世界です。