[随感日記] 脱水
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高齢者にとって、典型的な「脱水」を起こすと、発病して数日で命取りになってしまう危険な病気なんだそうです。
高齢者が脱水を起しやすい原因は、まず体内の水分が少ないってことらしいです。
若者が水を飲まなくても脱水症を起しにくいのは、筋肉から水が余計に出てきてくれるからなんだそうです。
ところが、筋肉の少ない高齢者と赤ちゃんは、水の補給が止まると簡単に脱水症を起こしてしまうとのことです。
という説明文を読み、そういえば、長女が生まれた翌年の夏に、広島の実家に帰郷して、当時仕事の関係で住んでいた新潟に帰ったときのことでした。
相方から突然勤務先に電話があり、「長女が入院した。」との内容でした。
それで、すぐに長女が入院した病院にで出向いて、長女の変わり果てた姿を見てびっくりしてしまいました。
そうなんです。
広島からの長旅に、脱水を起してしまったとのことでした。
対応策としては、点滴をすることになったわけですが、なんせ誕生前の赤ん坊ですからどこに点滴の針を入れる適当な場所がないということで、なんと頭部の血管に差し込んでいたのです。
その変わり代わり果てた姿を見て、愕然としてしまったしだいです。
その日は、相方が病院に泊まり、私は翌日仕事があるということで自宅に帰ったように記憶してます。
長女は、その点滴でなんとか回復しました。
高齢者の場合は、初日に元気がなくて微熱が出る。
その時に、水を飲ませると飲むとのこと、ところがそれを見逃して2日目になると、水を飲む元気がなくなって、それで徐々にうわごとを言い始め、それを放置していると、早ければ4〜5日目に亡くなる例があるんだそうです。
高齢者が微熱を出したときには、まず水分を補給することが、すごく大事なことなんだということを教えていただいたのは、先日紹介した竹内孝仁著「介護基礎学」です。