「ウッフィー」って知ってました?

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 本日は、うっすらとした白い雲に透けて青空が見えます。
 本日読んだ本は、タラ・ハントさんの書かれた「ツイッターノミクス」です。

ツイッターノミクス TwitterNomics

ツイッターノミクス TwitterNomics

 地元の図書館に出かけて、館内巡回中にふと目に付いた本です。

 日本語タイトルは「ツイッター」という言葉がついていますが、ツイッターについて書かれたものではありません。
 ちなみに、原題は「THE WHUFFIE FACTOR」です。
 すなわち、「ウッフィー」について書かれた本なのです。
 「ウッフィー」と言う言葉に触れたことはありますか。
 私は、この本を手にするまで、まったく知りませんでした。
 「ウッフィー」という言葉の発明者は、米国の作家コリイ・ドクトロウで(米国の人気ブロガーでもあるそうです)彼のSF小説「マジック・キングダムで落ちぶれて」の中で、ソーシャル・キャピタルの説明として使ったものだそうです。
 ドクトロウさんが予見する未来では貨幣が一切存在せず、その貨幣の代わりをするのが「ウッフィー」なんだそうです。

マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)

マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)

 で、肝腎の「ウッフィー」というの何かというと、その人の評価の証(評判がよくて信頼に足りうる人)ということです。
 今の市場経済では、「貨幣」を持っているかどうかということが非常に重要ですよね、ところが今後オンライン・コミュニティがどんどん進んでいくと「貨幣」の代わりに「ウッフィー」が重要になってくるということなんです。
 「ウッフィー」が多い人のところに、「貨幣」も後からついてくるようになるとのことです。
 そして、「ウッフィー」は、使えば使うほど増えて行き、悪いことをすれば一瞬になくなってしまい、後から取りもどそうとしてもなかなか難しいものだということです。
 現実問題、日本においても悪い評判がたち、その後倒産に追い込まれた企業はありますよね。
 じゃあ、その「ウッフィー」を増やして「ウッフィーリッチ」になる方法を著者が考えて、本書が作られています。
 著者が考えるのは、下記の5原則です。
 ■ 大声でわめくのはやめ、まず聞くことから始める。
 ■ コミュニティの一員になり、顧客と信頼関係を得る。
 ■ わくわくするような体験を創造し、注目を集める。
 ■ 無秩序もよしとし、計画や管理にこだわらない。
 ■ 高い目標を見つける。
 そして、この原則の説明を、本書の中で展開していきます。
 読んでいて、実に興味深く楽しむことが出来ました。
 
 そのなかの一部を紹介しますと、かつて「アメリカの心理学会が、幸福を構成する要素を調べるためにさまざまな文化圏で調査した結果」について書かれています。
 「人が幸福を感じるのは四つの要素のいずれかが成り立つときであるとの結論に達した。
 その四つとは、自らの力で状況を変えられること、問題の解決や願望の実現を通じて自分の能力を確信できること、家族や友人との結びつきを実感すること、自分を信頼し誇りを持つことである。」
 以上が、幸福を感じる要素だとのことです



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