島田荘司作品について

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 「東洲斎写楽」についての謎を、一番最初に教えてくれたのは、こちらの本でした。
 

写楽殺人事件 (講談社文庫)

写楽殺人事件 (講談社文庫)

 30年近く前に読んだ記憶は、確かにあるのですが、登場人物及びあらすじ等はすっかりもう忘れてしまっています。
 我ながら実に情けないことです。
 そして、今回は昨日エントリーした島田荘司さんの「写楽 閉じた国の幻」です。
 しかし、私の関心は「東洲斎写楽」にあるのではなく、作者の方です。
 ある時期までは、島田荘司さんの新刊が発売になるという情報を得るとすぐに度に購入して読んでました。それが出来なくなったのは、子供たちがだんだん成長するにつれて、私が自由にできる場所がだんだん狭めめられてゆき、相方から
 「押入れの中にある聴かないレコードと本をなんとかしてよ。」と再三の申し入れを受けながら、ずっと拒み続けていました。
 だって、自分が稼いだお金で購入したレコード(二度と聴くことはできないだろうけれど)と蔵書には、それなりに愛着があり処分するなんてできません。
 が、しかし、遂に拒みきれない状態に追い込まれ、泣く泣く押入れからみかん箱4.5箱に入っていた蔵書を古本屋さんに取りに来てもらいました。
 ところが、来られた方は、私の蔵書を見て、
 「ほとんど商品価値がないので、引き取りは難しいですが。」との冷たい返事でした。
 「いや、そこをなんとか、引き取っていただきたい。」と交渉して、なんとか引き取って貰いました。
 それ以後は、専ら図書館を利用させてもらってます。
    
 初めて、島田荘司さんの作品に出会ったのは、きっと「占星術殺人事件」だと記憶していますが、どういう経緯で、その作品を手にしたのかは思い出せませんが、島田作品を読んで心に響く同調するものがありました。
 その時には、既作品が何作かありましたので、その他の作品を読んでみたいという好奇心で、ドンドン深みに嵌ってしまいました。皆さんも同様だと思うのですが、私の場合、どこか気に入ってしまうと、とことん読みつくさないと気がすまないという性分なんです。
 でも、橋本治さんのように長編作品の多い場合は、ちょっと息継ぎが必要な作家もいます。
 島田作品に魅かれたのは、「殺人事件の謎解き」はもちろんのことですが、その他に歴史の中に隠蔽されていた謎というか歴史の暗部を見事に抉り出して、教えてもらえることです。
 今回の作品については、「殺人事件の謎解き」はありませんでしたが、「東洲斎写楽に関する謎」について島田さんの推理が書かれていて、なかなか興味深いものでした。
 舞台は、現代と江戸時代が交互に展開し、江戸の庶民の様相を味わうことも出来ます。
 
 

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