老化。

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仕事を終えて、事務所を出た。
事務所にいる時から尿意を覚えていたのだが、
まぁ最寄り駅のトイレまで持つだろうと楽観的に考えていたのだが、
外に出ると結構風が冷たい感じがして、下腹部を刺激してきた。
この調子だと最寄り駅までもたないかと…。

ならば、いつもとは違う暗い道を歩けば、途中でできるかもと、
いつもは、夕暮れすぎてからは通らない暗い道(里山を通り抜ける道)に入った。
この道は、一応街灯はあるのですが、周囲の木々で足元まで十分な明かりが届かない。
雨が降った時のためにち、石畳が敷いてはあるのですが、
そこを歩くと余計に不安定な感じがして歩きにくいのです。
しかし、この窮状から脱却するためには、止むを得ない選択だ。

暗い道に少し入って、立ち止まって、
後ろを振り返ると、
少し離れたところで後から人が歩いて来るではないですか
流石に暗闇の中とは言え、理性なのか羞恥心なのか罪悪感か、わかりませんが、
私の行動を止めました。
ゆっくりと足元に注意を払って歩きましたが、この暗い道では、追い越すことはできないでしょう。
その暗い道を抜ると、もう周囲を気にせずに行動を起こせる場所がない。

なんとか、持ち堪えて、最寄り駅までたどり着く。
改札を抜けて急いでトイレに駆け込みました。
昨年ぐらいから、寒いと近くなり、若い時には多少であれば制御できたことが、
自分の意思では制御できなくなる時が、たまにあります。
どんどん老化しているんだと、実感する今日この頃です。

駅前のスーパーで買い物があったので、さっき通った改札を引き返し、要件を終えて、元来た道を戻っていると、中年の男性2人が、歩きながら、ろれつの良く回らない口調で「生きること」について話しているのが聞こえました。
呂律が回らないのは、仕事帰りの一杯の後だったようです。
聞こえた内容は、
「俺は、今まで自分の人生を生きてきた感じがしない。
大学行ったのも、周りが皆行くから行くっていう感じで、
それからも自分で何かしたって気持ちがない。…」
それを聞いて、「そうなんですよね」と、その会話に参加したくなる自分がいた。