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増補版 1★9★3★7(イクミナ)

増補版 1★9★3★7(イクミナ)

読了。
辺見庸さんの作品は、初読だった。
少しばかり、ひらがなと漢字の使い方の勝手が違ったので、戸惑いがあったけれども、話の内容に引き込まれてしまった。
1937年は、対中侵略が本格的に拡大した年であり、年末には、南京大虐殺があった。
本書の中で取り上げられた人たちについて、興味がわいた。
阿川弘之さんの海軍大将の三部作をかなり前に読み、当時の海軍の大将は、開明的な人たちだったんだと思っていたのですが、本書を読み、もしかしたら誤解させられていたのかもしれない。
小林多喜二さんの獄死について、どこかで読んだ覚えがある。
本書で取り上げられた武田泰淳さん、堀田善衛さんの作品を読まないといけないなぁと…。
知らないで過ごしてきたことが多い。
というか、本書で取り上げられた作品は、ほとんど評価されてこなかったことも、問題なんだろう。