日本人って、いいなぁ。
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本日は、この3ヶ月出向で来られていた方が、本来の職場に復帰するということで、その送別会に参加しました。
仕事帰りの飲み会は、昨年の実質退職の時に、会社がセッティングした送別会を欠席して、親しい人だけが催してくれた送別会以降初めてですから、なんと1年4ヶ月ぶりということになります。
共通の話題は、当然のことながら仕事の話だけでした。
その他の話題は、なぜか小学校時代の給食の話から始まり、今回の震災のときの苦労話。
それから過去の苦労話のオンパレードでした。
本来の職場に復帰する人の経験談は、海外ネタでした。
2001年9月11日のとき、仕事の関係で、ドイツの空港の待合室の机の上で、突っ伏して眠っていたら、急に肩を叩かれ、目覚めると目の前に軍人から銃が突きつけられていたそうです。
それで、「パス」と言われ、パスポート等を提示したけれども、「違う。」と言われ、持ち物検査を受け、やっと社員証明書で無事助かったとのことでした。
また、別の参加者の経験談は、盆時期の帰郷の話です。
ある年の盆時期のことです。
実家から帰郷しろとの連絡を受けたのですが、「持ち金がないから帰郷できない。」と答えところ、「自転車で帰る事ができるだろう。」との母親の冗談半分の回答を得、実際に自転車で帰郷したら、言った本人が驚くだろうと、実際に東京から実家まで54時間掛けて帰郷したとのことです。
その間の道中記が、実に日本人のよさを伝えてほのぼのとさせてくれました。
どういうことかというと、殆ど有り金ない状態で出発。
とは言っても、ペットボトルとパンを購入して、半分食べて、公園のベンチの下で眠って、起きて朝ごはん用に残しておいたペットボトルとパンの周りに、蟻が集って、もう食べることができない状態になったそうです。
有り金がないから、それからどうしようと考え、おみやげ物やさんに、
「今、旅行をしている最中なのですが、水をもらえませんか。」と、お願いしたところ、それを不憫に思ったお土産屋さんが、食事を用意してくれて、「旅行がんばんれよ!」と励ましの言葉も頂戴したんだそうです。
それで、その手を使って、お願いしたところ、断られることもあったけれど、かなりの確率で、食事に
ありつけたんだそうです。
その話を聞いて、
本当に日本人って、好い人が多いんだと、改めて思いました。