［随感日記］ 元気とのこと。
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世間では、今は盆休みとか。
ところが、私には盆休みなんてありません。
でも、これは愚痴ではないんです。
昨年は、丸一年間が休みでしたから、仕事ができるって言うことは本当になんて言っていいか。
仕事を終え、小高い丘の傍にある某ＩＹ堂の一階で食料品の買い物をして、５階までのエスカレータに乗る。
目の前に２０歳前だと思われる若いカップルがなんだか楽しそうに話している。
時たま、男性が照れくさそうに、女性の肩に手を置いたり、最後には肩を抱いて目的地のフロアーを歩き出しました。
そんな後姿を見ながら、そういえば、こういう時期も過去あったんだなぁと懐かしむ年齢になってしまいました。
そして、５階のフロアーが丁度丘の頂上になり、中世の頃はお城があり、戦前は陸軍工兵学校がありました。
そして、今は市民が憩う公園に変貌してます。
しかしながら、公園の入り口には、戦前の陸軍工兵学校があったときの正門があり、その傍には石造りの哨戒舎があります。
その空間に入ったときに、ふとこのまま異次元の世界にタイムスリップできそうな、そんな不思議な空間です。
特に、今日は終戦記念日ですから、もしかしたら戦時中にタイムスリップするかもなんていう妄想を抱きながら、通り過ぎました。
そして、長い下り坂と長い上り坂を上ると、我が家に到着。
顔からは汗が噴出しています。
「暑い、暑い、なんて暑いんだ。
フー、フー。」と、愚痴りながら家に着くと、受話器を持った相方が、電話で応対中でした。
あの話しぶりからすると、もしかしたら実家の両親からの電話かな、やっぱりそうでした。
「今帰ってきましたから、代わります。」
受話器の向こうから聞こえてきたのは、父の声でした。
第一声が、「仕事が決まったって。」
そうなんです。
私は、自分の再就職先の詳細内容については、長男に話しただけで、他には誰にも話していませんでした。
というか、この半年間、殆ど会話らしい会話をしていないんです。
もともと、会話の少ない家族でしたが、この半年間はまったく会話らしい会話はないです。
相方は、当方の落ち度を針小棒大に難癖をつけることしかしない。
それが、原因で話をすることが億劫になってしまい、話さないことが日常となってしまいました。
本来は、もっといろいろと話をすべきだということは、自覚しているのですが、それができないままで時間だけが経過してしまいました。
といって、反省っぽい言葉を並べていますが、本当はそんな反省の気持ちもないのですが。
つい、横道に入ってしまいました。
それから、とりあえず近況報告をして、元気だということを確認しましたが、妹の現況を聞いて、少しばかり心配になってきました。
というのは、妹は実家から５分くらいのところにある県営住宅に住んでいたのですが、２年前にそこから嫁ぎ先の家（配偶者は、２０年以上昔に死亡）に引っ越したようで、その後は実家のほうに顔を出さなくなったとのことでした。
てっきり、実家近くに住んでいるものと思っていたのですが・・・。
昨年の長い休みのときに、父親から、
「一回弧ってに帰って来い。」と言われていたのですが、いや再就職先探しているところだからと、帰郷しなかったのですが、長期間の休みが取れなくなった現在、あの時に一度帰ってじっくりと話しておけばと少しばかり反省してます。
弱小企業のため、前職のように長期休暇がとれなくなりました。
