[随感日記)ジョンの魂

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ジョンの魂

ジョンの魂

このアルバムからシングルカットされた「マザー」を初めて聞いたのは、1970年、そう大阪万博の時だ。
寺院の鐘の音から始まり、ジョンの叫ぶような歌。
交通事故で亡くなった母と家を出ていた父への愛を訴える内容、それから子供たちへの助言。
最後は、亡くなった母と家を出て行った父に対するジョンの魂の叫び声が、続く。

胸が締め付けられる感情を覚えた。

それからしばらくして、アルバムを購入して、聴いた。
これは、とにかく凄いアルバムだと、私の中でお気に入りの一つになった。
この後に「イマジン」等々が続くのだが、やはり私にとってジョン・レノンのソロアルバムの中で、「ジョンの魂」を超えるものはない。
演奏形態は、ギターとベースとドラムとピアノという極めてシンプルであり、演奏テクニックが凄いとも言えないのに、なぜか心に響いてくるのは、なぜなんだろう。
最後の投げやり的な歌い方の「母の死」。

説明書等に、このころジョンとヨーコは、心理療法を行っていて、その影響もあって、本来人前に出しにくい個人的な感情が出ているなどと書かれているのを読んで、それに感化されているのだろうかと、自問しても、答えは見つからない。