[随感日記]最近考えていること。

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 60代オヤジへ
にほんブログ村
最近行っていることは、今まで読んできた本を振り返っています。
読みながら書き残したノートを読み返しています。
大阪に単身赴任していた時は、当然一人暮らしだったから、自分の時間が持てたので、当時の地元の図書館に出かけては、借りてきた本から抜き出ししてましたが、今読み返すと、ただ抜き出ししただけで、書かれている内容が理解できていなかったことを痛感しています。
まぁ、読んでた本も経済書ばかりです。
当時も、理解しないまま活字を追っていただけなんだろうと思います。
結局、何も力になっていないのですから。
それから、退職するまでの10年間は、仕事に追われていたのか、精神的にも病んでいたのか、ほとんど記録が残っていない。
退職後の失業期間は、また時間を持て余すようになったから、読書記録が残っている。
当時は、なぜか心理学関係の本が多いです。
それも、失業者や高齢者の関係の本が多い。
今の仕事についてからは、脳科学、介護関係の本が多いですねぇ。
と並行して、歴史関係の本が多い。
特に、庶民史関係の本を漁っている。
で、現在はというと、先の戦争関係の本が多い。
これは、某アプリに本多勝一さんの「中国の旅」の読書感想をアップしたところ、某人から、「反本多勝一発言の内容」 のコメントがあり、それに触発されて、改めて戦時中の日本軍が行った非人道的な行為について調べ始めました。
そして、なぜ当時の日本軍は、あのような非人道的な行為を行うことができたのかと、その要因を調べ始めると、ごく普通の人でも置かれた環境により、非人道的な命令に従うことがあるということが、戦後なぜホロコーストが行われたかを心理実験を行った結果、70%のごく普通の人でも、同様な行動を起こすということを知りました。
本来動物は、同種に対しては、殺害までには至らずその途中で止めるのが普通で、初めて殺人を犯すと身体的精神的に変調をきたすものらしい。
ただ、複数回殺人を犯すと慣れてくるとのことです。
日本軍の場合は、殺人の訓練のために、中国人を試験台にしたらしいとのことです。

となれば、南京事件等で殺人を犯した日本兵の何割かは、精神的に変調をきたしたのではないかと調べてみると、研究した結果の書物がありました。
それも、市川にある国府台病院で治療が行われていたのには、驚きました。
かつて、月に一回利用者さんの通院介助でお連れしていた病院であり、その後統合失調症の利用者さんが変調をきたした時に救急搬送した先の病院だったからです。
戦後補償の問題も調べてみると、興味深いものがあります。

ただ、言えることは、今までわが国の政府は、真摯にこの問題に向かい合ってきていなかったということです。
真摯に戦争問題に向かい合ってきたのは、民間の研究者であり、民間の団体だということです。
どうしてだろうと考えてみれば、戦中の為政者と関係する人たちが、今も為政者層の一角を占めているんだということに思い当たりました。

戦後民主主義教育が、反戦平和主義の方向と、戦前への回帰の方向に向かっているとのことです。
なぜ、戦前へ回帰させたいのかたいのか、よく理解できないのが、現状です。