[随感日記]無言の抵抗?

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仕事終えての帰り道。
今日は、朝一番に先日ご自宅まで送っていった利用者さんのお宅に迎えに行ってきました。
それから、食材がないという職員の注文に応えて、「セレクション」と「ウエルシア」と「業務スーパー」に買い出し。
買い物途中で、職場から携帯に電話が入ってきました。
「何か買い物をしてくれ。」との注文かと思いきや、某利用者さんが自立で、トイレから出ようとしたところ、後ろ向きに転倒して、後頭部を便器で打ったとのことでした。
その時は、「医者を呼べ。」と、トイレの扉に掴まって、トイレから全く出ようとしないとことでした。
取り敢えず、現状報告をケアマネにするように依頼しました。
それから、急いで買い物を終わらせて、施設に戻ると、トイレを出た廊下に、先ほど連絡のあった利用者さんが横になっていました。
職員が、その利用者さんに、何度も呼びかけるのですが、全く微動だにしないとことでした。
ただ、以前から、自分の気に入らない指示を、職員が出すと無視する方なので、今回も同様の行動を取られているようにも見えるのですが、ご本人が、後頭部を打ったと言ったあとに、外見上は、意識障害を起こしているようなので、念のために救急車を呼びました。
救急隊員も、当方の説明及び現状の利用者さんの状況を見た限り、外傷もバイタルも特に問題があるようには見えないとの見解なのですが、こちらからの呼びかけに対して無反応なのは、やっぱり問題だということでした。
それで、「私、失敗しないので」という台詞で有名な某テレビドラマのロケ地と噂のある某病院に…。
今回で、救急車に乗るのは、3度目かな。
初めて乗った時の記憶は、割と鮮明に覚えていますが、2回目はうろ覚えです。

まぁ、それはいいのですが、利用者さんは救急治療室に入り、私は待合室で検査が終わるまで待ちました。
20分後ぐらいに、担当医が待合室に入って来て、利用者さんの寝ているベッドに案内され、検査結果の報告を受けました。
CT等の検査を行ったところ、現時点では、身体的には全く問題は、ないとのことでした。
「直ぐにでも帰って貰っていいのですが、ご本人が覚醒しないので、覚醒したのを確認したいので、ベッドの横にいて欲しい。」とのことでした。

その間、利用者さんは、鼾をかいたり、レム睡眠があったりと、ただ寝ているだけで、意識障害とは思えないのですが…。

こちらは、昼食は食べてないし、ただ何もせず、見守りをするというのも、結構疲れるものです。
なかなか時間は過ぎず、これだったら何か一冊本でも持って来れば良かったと、不謹慎なことを思ったり…。
ご本人に聞こえるように、嫌味を言っってみたり…。
いつもであれば、嫌味を言われると、自分の感情を表に出されることがあるのですが、今回は違うのかな、
本当に意識障害かと、一瞬思ったのですが、
ご本人の腕を持ち上げると、意識がなければストーンと落ちるはずなのに、ゆっくりと落下していき、途中で止まる。
っていうことは、意識的に腕を動かしているのに、瞼はしっかりと閉じている。
確信犯的行動とは言え、意識的に瞼を開けないようです。
待つこと3時間。
目をこすって、今起きたという表情で、意思表示をされました。
直ぐに、担当医に覚醒したことを伝えました。
しかし、その後も、無言の抵抗は続きましたが、取り敢えず、無事帰還しました。