[随感日記]老老介護

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実家に到着した長男から、私の携帯宛についたとの連絡が入った、と同時に
「本当にお金ないの?口座にも?」とに質問の集中攻撃を受けるが、恥ずかしながら、
「無い。」と答えるしかなかった。
最後には、長女が助け舟を出してくれて、今「のぞみ」で移動中です。
車窓から入ってくる太陽の光が眩しくて、ついうたた寝をしていた瞼に、橙色の光の刺撃を受ける。
安倍川を通過したところです。
いや、本当に早いもんです。
東京を出て一時間で、静岡を通過しました。
因縁の街「静岡」。
本当にいい天気です。
あいにく太平洋側の席に座ったから、大好きな富士山を見ることができません。
ここから先の車窓風景を時系列的に書いていたのですが、新大阪を過ぎたころから、新幹線の中のWIFIの調子が悪くて、いやきっとiOS8の調子が悪くてWiFiが物凄く遅くなって、下書き保存ができなくて消えてしまいました。
で、今は実家でこれを書いてます。
福山駅に到着したのだけれど、福山駅周辺の事情を分からない長男が運転する向かいの車がなかなか来ない。
やっと出会いました。
一路実家に向かうことに、途中三原駅の周辺のスーパで今夜の夕食の食材を買ったけれど、一品買うのを忘れたので、コンビニで買う。
すっかり太陽は落ちてしまったけれど、瀬戸内海の夕焼けって、綺麗です。
こんな景色のいいところに住んでいたんだ。
そうだ、高校時代は夕方になると自転車で近くの海が見える丘に来ていたことを思い出しました。
あの時は、一緒に夕日を見て欲しい人が欲しかったことを記憶してます。
実家に到着。
仏壇に蝋燭と線香に火をつけて、祖母に帰宅したことを告げました。
母は、ベッドに寝たきり状態で、起き上がって歩くことも苦痛だとのことでした。
関節リューマチと心臓を患っているとのことでした。
その為、かかりつけの医者が違うから、いろいろと問題を抱えている。
特に、掛かりつけの医者は、専門分野のことしか対応してくれない。
父の話だと、要支援だとか、どう見ても、要介護認定が出てもおかしくないと思うのだけれど、担当医が意見書を出さないとのことで、要介護認定が出ないとのことです。
関節リューマチってことははっきりしているのに、どうして意見書が出ない。
いや出していても、症状を軽く書いているのかなと、邪推したくなります。
担当のソーシャルワーカーも、あのあり熱意があるようには感じられません
身近に問題があるのに、他人の面倒を見ている段じゃない。
なんともやりきれない思いで、タバコを吸いに外に出る。
こんなに真っ暗で静かだったんでせね。
星がこんなに綺麗に見える。
やっぱり田舎なんだ。
でも、こちらのほうが自然と同居している感じです。
85歳の父が、もうすぐ80歳の母の介護をしている姿を見て、なんともとかしたいって気持ちが動いています。
なんとかできないものかと、「関節リューマチ」っていう病魔に襲われている母に、何ができるんだろう。
父の健気な介護の姿は、2年前に母が入院していた時に介添えしていた時以上に、胸を打つものがあります。かつて啀み合っていた時の2人からは想像もできません。
それなのに、自分はどうなんだと、自問せざるを得ません。
想像していたものより、より深刻な状況になっているけれど、今のところは壮絶感がないのが救いですが、いつまでもこの状況が続くわけがないと思うと、切なくなります。
自分の無力さに。