困ったもんだ。

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高校生の頃、庄司薫さんの「赤ずきんちゃん気をつけて」を読んだ時、男の子は朝一番に困ることがあるって内容のことが書いていて、「そうだよなぁ。」と納得した記憶がある。
というのは、当施設の男性利用者さん、高齢者とは言っても、まだあちらの方の興味があるみたいで、ほぼ寝たきりの方なんですが、ゴソゴソと布団が動いているのを、女性職員が発見した。
そのあと、オムツの交換するので、布団をあげるとオムツからもっこりと亀さんの頭が出ている。
同じ男性として、利用者さんの気持ちはよく分かりますが、困ったものです。
親鸞さんも悩されたとのことですが、死ぬまで続くのかな。

他の男性利用者さんは、女性の肌に触れたがる。
それを注意すると、「いやぁゴミがついていたか取ってあげたんだ。」とか、「体が倒れそうになったから、それを支えてあげたんだ。」とか、いろいろな口実をつけて誤魔化そうとする。
「それだったら、体に触れなくて声をかけてあげればいいんじゃないですか。」と説明すると、今度は「彼女とは、昨日結婚したんだから、注意される覚えはない。」と開き直る。
認知症だから本能がそのまま出てきてしまうようです。

もっと衝撃的だったのが、女性職員から、「実は…」と言って相談を持ちかけられたのが、「某利用者さんがトイレに入っったんですが、なかなか出て来ないから、心配になって、声かけをしながらトイレの戸を開けると、某さんが顔を真っ赤にしてマスターベーションをしてたんです。注意もできなくて」という内容だった。
「でも、やめて下さいとも言いにくいし、困ったなぁ。」と、ボカしてしまった。
それを、担当のケアマネさんに報告したけれど、男性のケアマネなので、利用者さんの心情をよく理解されているようで、笑っておられた。
女性の場合は、そういう話は全く聞かないけれど、男性の場合は、よくある話ってことじゃないけれど、困ったもんです。