【随感日記】転倒。

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いやあ、今日は疲れました。
足のふらつく利用者さんが、いつもなら自分で歩くことをしないで、手引きかコロ付きの事務用の椅子で移動しなければ動かない方なんです。
それが、今日はどういうことか、自分で飲み終わったコップを静養室からリビングに返しにこられたんです。
ところが、足がもつれたようで前につんのめったみたいで、その勢いでドドッツと駆け足になり、止まろうと通路の設置している手摺に体を預けようとしたんですが、上手く手摺がつかむことができなくて転倒。
ところが、持っていた空のコップの上に鼻を中心にして顔が倒れたようで、眉間と左頬と鼻の下から出血です。
すぐにティッシュで血を拭いて消毒薬を吹きかけました。
2センチくらいの裂創となってました。
すぐご家族に連絡をしたのですが、留守電になっていたので、連絡してもらうように録音をして、次はケアマネに連絡をいれました。
すぐに、病院に連れて行くことになったのですが、「施設内で発生した事故だから責任があるだろう」とのことを言われ、「契約上は、重大な過失があれば責任が発生しますが、転倒については100パーセント防止することはできない旨説明してます。」と、説明する。
とはいえ、今は怪我の治療が優先と「その点については、本部に確認しておきます。」と、回答してすぐに利用者さんを車椅子に乗っけて近くの病院に搬送しました。

その後、先ほどのケアマネさんが、病院に来られましたが、若干気まずい雰囲気がありましたが、ケアマネさんから「家族と連絡が取れ、直ぐにこちらに向かうとのことで、後は対応するから、君は帰ってもいいよ。
他の利用者さんのこともあるから。」と、言われ一旦施設に帰ってきました。

一時間ぐらい過ぎた頃、先ほどのケアマネさんから電話があり、治療結果と家族がそちらに送っていくから後はよろしくとのことでした。
眉間の傷は、二針縫い、頬と鼻の下は特に治療らしい治療はしなかったことでした。
それからしばらくして、長男さんの肩を借りて利用者さんの帰還。
ご家族に、事故の経緯を説明し、実はケアマネさんから責任について言われているのですがと、直接聞いたところ、「故意にしたことではないのだから、仕方ないですよ。
できる範囲の世話をしていただければいいですよ。」と、実に人間のできた方です。

ということで、何とかご家族には、納得していただきました。