【随感日記】人殺しの心理学

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原発の本を読んでいたら、参考文献として「トラウマ」に関する本があり、それを読んでいたら、参考文献として『「人殺し」の心理学』が取り上げられていたので、今その本当格闘中です。
基本的に平和主義者の私ですので、戦争に関する本は、積極的には読んできませんでした。
今回、本書を半分読んでわかったことは、動物は基本的に同種を殺害することを回避し、人間も基本は同様だということを知りました。
しかしながら、人間の場合は、権威者の要求・集団免責ー「ひとりでは殺せないが、集団なら殺せる」・心理的距離等ー「おれたちにとってはやつらは畜生以下だった」等により、殺人が可能なんです。
ところが、戦場から帰還した兵士たちは、精神的戦闘犠牲者になるのだそうです。
第一次および第二次世界大戦の欧米の兵士からのヒアリングで判明しているのですが、日本人も同じように精神的戦闘犠牲者になられた方もいるのだと思うのですが、あまりそういう話を聞きません。
実際に戦場で人殺しを見聞した人たちは、精神的な傷害を受けるようですが、戦場から遠く離れて指揮していた人たちは、そのような苦痛は感じないみたいです。

人間の心理っていうのは、本当に興味深いです。
ですが、人の苦しみを感じられない鈍感な人間にはなりたくないし、なれないです。

「人殺し」の心理学

「人殺し」の心理学