痴呆老人は…。

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地元の図書館に年末に出向き、本棚を散策している時に、見つけた本です。

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書)

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書)

特に、本書のタイトルに惹かれてしまいました。
というか、当デイサービスを利用されている方の多くが、認知症というか老人呆けというか、認知機能がしっかりしていない方が多いものですから、毎日そういう方と付き合っているものですから、一体この人たちには、自分たちを取り巻く環境をどのように把握されているんだろうという事に非常に感心をもっていたので、興味深く読まさせていただきました。
と書きたいところですが、何分にも私の理解力が乏しくて、あまり理解ができませんでした。
ただ、第二次世界大戦前(米国による洗脳を受ける前まで)の日本社会においては、高齢者に対する尊敬の意識がありましたから、実際は老人呆けになっていたちしても、現在ほど異常行動が目立つ事がなかっただろうと、沖縄等の事例を出されて説明されているのは、納得です。
それは、高齢者個人の問題ではなく、高齢者を取り巻く環境に大きな問題があるという事なんだと思います。
それから、若者の「ひきこもり」は、他国にあまり例のない日本特有の現象なんだそうです。
そしてひきこもりになる若者は、日本人が代々受け継いできた精神構造(やさしい、おとなしい、まじめ、几帳面、正直、素直、内向的、細かい、考え深い、神経質、内気等)に近いものをもっているものだとか。