【随感日記】「老いを生きる意味」読書中。

今日は、風は少しばかり冷たいですが、ポカポカと暖かい日です。
今朝目覚めると、何と10時過ぎ。
休みだと思うとつい寝過ごしてしまいます。
ということは、多少は疲れているということなのでしょうか。
本人の自覚はないのですが、「身体は嘘をつかない」と言いますから、きっと疲れているんでしょう。
まぁそれはそれとして、今読んでいる本の紹介です。
今から20年前に出版されて、10年前に文庫化された 浜田晋著「老いを生きる意味」です。
大学病院から大病院を経て下町の町医者になられた方が、書かれたものですが、今の仕事に非常に参考になります。

老いを生きる意味―精神科の診療室から (岩波現代文庫)

老いを生きる意味―精神科の診療室から (岩波現代文庫)

豊かな国を目指して頑張って来た人達が、老年期を迎えて目にしたものは、居る場所の喪失と孤独感なんだそうです。
確かに、当デイサービスの利用者さん(認知症のある人ですが)が、
「これからなにをしたらいいんだろう。これからどう生きたらいいいか分からない。」ひとりごちされます。
その度に、迷路に迷い込んでしまいます。
ただ、ここに居るだけで、周りに同世代の人がいますから、少しでも孤独感を和らげることはできるのではないかと、少しばかりの光が見えました。
いや、孤独感をほんの少しでも和らげるために、もっと利用者さんの側に居ることが大事なんだと気づきました。