[随感日記] 一人は寂しいよ。

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 一昨日は、急にデータ作成の仕事が舞い込み、それに追われて終わったのが、午前0時過ぎ。
 それで、結局家に帰ることができずに、職場に泊り込み。
 そして、翌日は日勤・夜勤のまる24時間勤務という昨年から考えると超過密勤務スケジュールをこなしています。
 で、夜間勤務の手当ては、数千円です。
 とはいっても、無職の時のことを思い返せば、お金をもらえるだけ贅沢でしょうか。

 そして、昨日の夜勤の時のエピソードを一つ。
 あれは、真夜中の2時ぐらいだったと記憶してます。
 丁度施設内の見回りをしているとき(見回りといっても、そんなに広い場所ではないので、ほんの2・3分で終わるんですけれど)突然子どもさんの名前を呼び始めた利用者さん。
 何事かと思い、その利用者さんの近づき、声掛けをしました。
 すると、
 「ああ、よかった。
  誰もいないかと思ったら、居てくれたのね。
  腰と背中が痛くて、起き上がれないから、このまま誰も居ないとどうしようかと思ってたの。」
 「一人じゃないですよ。
  他にもたくさんの人が、同じようにベッドで眠ってますよ。」と、私。
 「一人は、寂しいよ。
  起きたら誰も居ないかと思って、小さい声で呼んでみたんだけれど、あなたが居てくれて助かった。
  どこにも行かないで傍に居て。」と、私の掌を握って本当に安心した声を出されてます。

 この方は、ご主人を亡くして、現在は一人暮らし。
 子どもさんとは別居状態なので、子どもさんが心配してこちらでお世話をしている状態です。
 他にも、普段はご主人と二人暮らしで、ご主人が病気入院で一人で暮らさなければならなくなって、子どもさんは別居中でなかなかお世話ができないという方もいます。
 でも、大半が女性の方ですね。
 以前は、身体機能もしっかりしていて、口も達者で、腰痛を訴えられながらも何とか一人で歩行ができたのですが、最近は一人で歩くことも難しくなり、たまに介護員が歩行介助をしないとトイレに行けなくなってきたんです。
 私の勝手な憶測なのですが、そういうことで心が少しばかり弱くなって来たんだろうと思います。
 「Iさん、ここには、他にもたくさんの人がいて、Iさん一人じゃないですよ。
 だから、安心して寝てください。」と説明すると、Iさんは私の言ったことを理解したかどうかはわかりませんが、そのまま眠ってしまったように見えました。

 ところが、それから数十分後、私が他の利用者さんの排泄介助でトイレの中にいる時、トイレの外で物音がするので、中断して、トイレの外を見ると、さっきベッドの中で腰痛を訴えて一人では起き上がれないと言っていたIさんが、他の利用者さんに手引きされながら、トイレに近づいてくるのです。
 丁度、同じ時刻に起きた他の利用者さんが、Iさんの気配を感じて、トイレに連れて来てくれたんです。
 腰の曲がったお二人の老女が、こちらに近づいてくるのを見て、危険だから間に入ったほうがいいんだろうけれど、このままお二人が互いに助け合いながら、近づいてきてくれたほうがいいかなと思い、中断していた他の利用者さんの排泄介護の続きを行うことにしました。
 

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