169 雨が空から降れば
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昨日・今日と雨模様で、今までの春らしい暖かさはどこかへ姿を隠しめっきりと肌寒さを感じています。
ここの家のパパは、今週は、月・火・と休んで、今日も休みです。
それで、机の前でなにやら今までのようにPCにカチャカチャと本を読みながら、打ち込んでます。
そして、僕は、ここの家の椅子に座ったパパの膝の上で、瞑想中です。
昨日は、ここの家の人は誰もいなくて、僕だけでしたから、余計誰かが傍に居てくれることでなんだか心が落ち着きます。
人間は、一人では生きられないの言われるけれど、僕たち犬族も本当は、家族と一緒に暮らせればいいんだろうと思う。
だけれども、僕たちが生き延びる主導権を人間に牛耳られているので、僕たちがなんらかの意見を言うことなんてできない。
まぁ、それも仕方ないことだと受け入れるしかないね。
ここの家のパパの膝の上の瞑想にも少しばかり飽きたから、膝から飛び降りて、水分摂取を試みようかと思ったけれど、水飲み用の器の前まで来て、ちょっと気が変わった。
運動不足解消のため、少しばかり前足を伸ばして背中を伸ばしてみよう。
う〜ん、やっぱりすることもないから、また瞑想でもしよう。
ここの家のパパの膝もたまにはいいけれども、やっぱりいつもの毛布の上でさっきの瞑想の続きでもしよっと。
だけど、本当に静かだね。
PCのモーター音とここの家のパパが立てるカチャカチャという音だけが聞こえる。
そして、ときたまここの家の上空を通り過ぎてゆく旅客機のエンジン音が微かに近づいては遠ざかっていく音が聞こえてくる。
なんて平和でのどかな午後を僕は過ごしているだろう。
僕が、こうして毛布の上で瞑想している間にも、この地球の上に生きているものたちは、それぞれの自分たちの生を一生懸命生きているだと思うと、なんだか生きていることがすごく愛おしくなってきます。
そう、誰かにあえば、その愛おしさを伝えたくなるんだけれど、きっとその場面に遭遇すると、そんな自分がとても気恥ずかしくて、素直に表現できないんだろうなぁ。