168 MAKE YOU FEEL MY LOVE
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今日は、珍しくここの家のパパが朝散歩に連れて行ってくれた。
世間から少し連れた連休みたいだ。
まぁ、それはいいけれど、今日は実にいい天気なのに、家を出たら、近くの仲間に遭った。
だけど、その仲間は、僕を見るとすぐに吠え出してきた。
だから、僕は傍に近づかないように、離れて通り過ぎていくことにした。
本当に、僕みたいな小さな犬に向かって吠えるなんて、と同行者を見ると、さっきからずっと携帯電話とにらめっこしている若い女性だ。
同行者には、感心はあるんだけれど・・・。
つい先日まで咲いていた西洋タンポポは、黄色い帽子から白い綿帽子に取り替えたようだ。
街路樹には、躑躅の花が一杯咲き誇っている。
今日は、いつものコースとは違って、別のちょっと大きめの公園だ。
公園の入口には、落ち葉がいっぱい落ちていて、その上の歩くたびに落ち葉の音がする。
そして、公園の中を横切って、反対側の出口に出る。
ここの家のパパが目指していたのは、国道沿いのコンビニだった。
コンビニの中に入って、しばらくして出てきた。
それから、国道沿いを少し歩いて、大きな駐車場のある食堂の前を横切って、住宅街の中を歩く。
すると、建物の入口に大きな提灯が二つぶら下がったホールがあった。
黒縁の大きな立看板が立っていて、そこには故人の名前が書かれていた。
そうか、ここは葬儀場なんだ。
と、ふとここの家のパパの手を見ると、親指を隠している。
「なにやっているの。」とここの家のパパに聞くと、昔ここの家のパパのおばあさんから「葬式を見たら、親指を隠せ。」って言われているんだってさ。
なぜ、親指を隠すのか理由は、わからないけれど、とにかくそう言われたんで、それを守っているんだってさ。
そして、今僕は、自分のベッドの中で瞑想中だ。
ここの家の長男から借りているMDデッキからボブ・ディランの「TIME OUT OF MIND」の中の楽曲の「MAKE YOU FEEL MY LOVE」が聴こえてきた。
ボブ・ディランが見つからなかったので、こちらを紹介です。