もう少しで桜の花が
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前回都内に入ったのは、ちょうど地震が発生した日でした。
そして、7時間半かけて何とか東京脱出を図り帰宅できました。
あれから、もう2週間が経ちました。
今回は、新橋方面に用事があり出かけてきました。
朝出る時には曇り空で、TVの天気予報で確認すると、午後からは晴れ間が出るということなので、洗濯物を干しっぱなしで出ることにしましたが、我が家のチーズは、ソワソワと落ち着きません。
「僕を置いていくのか。」という縋るような目で私をみていますが、それを振り切って出ました。
きっと、この後部屋の中で寂しそうな鳴き声を出すんだろうなと思いながら出かけました。
14時には都内の用事は終わり、日比谷公園に向かいました。
日比谷公園を右手に見ながら通り過ぎ、皇居前の交差点には、珍しく警察官が笛を吹きながら交通整理をしています。
信号は点滅してるから停電でもないのに、何かあったのかなぁと周囲を見渡しますが、特に変わった様子はありません。
まぁいいかと皇居外苑の芝生を突っ切って東京駅方面に向かいました。
太陽は出ていますが、まだ風が冷たい芝生の上で、ホームレスの人たちが防寒服を着て座ってました。
江戸通り沿いを柏方面を目指しました。
折角だから上野のお山の桜を見てみようと、上野方面に針路を変え、岩本町を通り過ぎて御徒町に到着。
アメ横は今日も人通りが多く、何とか通り抜けて、上野に到着。
桜は咲いているかなと期待を持ちながら階段を上ったところ、桜並木には夜桜用の電灯は綺麗に飾られていますが、肝腎の桜の花は入口付近だけ咲いていましたが、そこから先は蕾のままでした。
来週ぐらいは、花見ができるのかなと思いながら通り抜けました。
小津監督作品「東京物語」の舞台になった門を横目で見ながら、間違って国立博物館の回りをぐるりと回って裏手の細い道を歩いていると、国立博物館側の片側にタクシーとか自動車が隙間がないほど縦列駐車してました。
見るともなく車の中を見ると、どの車にも運転席にドラーイバーさんが居ました。
ある人は、シートを倒して仮眠を取っていたりとか、弁当を食べているとか、携帯電話を見てるとか、新聞紙とか雑誌を読んでいる人でした。
もしかして、ここで時間つぶしでしているのでしょう。
その横をパトカーが2台通り過ぎていきました。
ここまできたのならば、もう少し歩いて谷中霊園の桜も確認してみることにしました。
寛永寺を通り過ぎて、門の前に来たとき、幼稚園の庭に白い花を付けた樹木に目を奪われてしまいました。
それで、私はその樹木に近づきました。
ちょうど運よく、その白い花の木の下で、清掃をしているおばちゃんが居られたので、この答えで正しいはずだと思いながら、そのおばちゃんに聞いてみました。
「この白い花は木蓮ですか。」って聞くと「辛夷だよ。」との回答。
木蓮に間違いないと思って尋ねたことが、まったく違う回答だった。
「えっ辛夷ですか、木蓮じゃないんですか。」と尋ねたところ、
「よく似ているんだけれど、少し枝が違うみたい。」との説明を受けました。
いやあ、はっきり言ってよくわかりませんでした。
そして、そのおばちゃんは少し離れた焼却炉の方へ行ってしまいました。
しばしの間、私は辛夷の花に見とれていたところ、私が気付かないうちに自転車に乗った中年の女性が、傍にいて、
「綺麗に咲いてますね。」と、声をかけられた。
「辛夷の花ですね。」と、先ほどのおばちゃんから教わった花の名前を教えてあげました。
「それにしても綺麗ですね。」との声を残して、中年の女性は自転車に乗って寺門の方へ行ってしまいました。
寛永寺の裏門を抜けて少し歩くと、信号を渡れば谷中霊園である。
先日の地震の影響で墓石等が一部壊れたみたいで、その工事をしているところもありました。
肝腎の桜の花はどうかなと、どんどん霊園の中に入っていったのですが、まったく咲いてませんでした。
幸田露伴さんの「五重塔」の舞台となった跡のある公園の中にある灰皿の横で一服。
霊園を抜けると日暮里駅に到着。
歩き始めて2時間半、少しばかり足が痛くなったので、もう無理をせず、電車に乗って帰ることにしました。
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