巨知 白川静
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白川静さんの名前を初めて知ったのは、6年位前に本の名前を忘れましたが、独力でコツコツと「漢字」の研究をされて大きな辞書3冊を刊行したという内容のことが書かれていた文章を読んだからです。
それから、地元の図書館で『白川静』さんの著作を探して、読んでみましたが、その難解さには手も足も出ませんでした。
知っているつもりの漢字の世界が、まったくわかっていなかったということがわかりました。
それまでに、それなりの本を読んできてましたが、言葉を完全に舐めて掛かっていました。
白川さんの著作に触れるたびに、そもそも「言葉」に対する基礎ができていないということを実感しました。
しかし、これは私自身の問題でもありますが、今まで私が受けてきた教育にも非常に問題があると思います。
なぜかって、これほどの巨知である「白川静」さん自体およびその学問について紹介したものは、今まで教科書で見たこともないですから。
まぁ、それは置いといて、今回また「白川静」さんの名前を記載したのは、実はこちらの本を読んだからです。
松岡正剛さんの「白川静」です。
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/11/15
- メディア: 新書
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この本の中でも、著者が白川学の見取り図を描いてみたと記載されてます。
そして、著者の案内で、前回は失敗した白川静さんの世界探訪に少しだけ触れてみることができました。
改めて、白川静さんの偉大さがわかりました。
一人の人間が70年以上一筋に究めた
まず、わかりやすい本から、もう一度紐解いていくことにします。
だけど、日本人って改めて、優秀なものを持った集まりなんだということがわかりました。
日本文化の原点が、「歌=万葉集」だということがわかりました。
今まで、「和歌」に対しては、さほど興味を持てなかったのですが、少しずつ味わってみることにしよう。