次、頑張りましょう!
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ほんのひと時だけ、狭い裏庭に太陽が当たる。
そして、今日の太陽の光を久しぶりに暖かいと感じた。
それで、午後から近くの郵便局と地元の図書館にいく用事があったので、チーズを連れて出かけた。
ところが、家を出ると、頭上一面に厚い雲がだんだん覆いつつあるのです。
しかし、その外側は青い空が顔を出しています。
とりあえず、用事を終えて帰ってくるまでには、天気も持つだろうという希望的観測を抱きながら歩き始めました。
まず、地元の郵便局の前の鉄柵にチーズのリードを結わえて、郵便局で用事を終えて外に出ると、なんとチーズの傍にオートバイ用のヘルメットを被った初老の男性が中腰でいました。
私が、チーズに近づくと、その男性が、
「可愛い犬だね。」
「そうですか。」と、私。まんざら悪い気はしません。
「なんて種類なんだい。」
「これは、マルチーズですよ。」
「ふ〜ん、マルチーズか、可愛いな。」と、私がリードをほどく間、チーズの傍におられましたが、リードをほどき終えると、路上に駐車していた自分のオートバイのところに帰っていかれました。
国道を越えて坂道が続きます。
そこを、チーズは駆け下りてゆくのです、途中電信柱にマーキングをしながら、それを追いかけるのですが、ちょっと息が続かなくなって歩き始めると、こちらの状況がわかるのか、走ることを止めて早歩きに変わりました。
坂道を降りきって、少し平坦な道を歩くと、今度は鉄道線を横切る歩道橋を超えなければなりません。
チーズは、その階段を上手い具合に駆け上って行きます。
今度は、階段を下るのですが、駆け上がってきたような2段飛びは諦めたようすですが、それなりに元気よく降りていきました。
図書館で用事が終わるまで、図書館の駐車場のポールにリードを結わえておきます。
隣が小学校の校庭で、風が吹き抜けていくので、チーズはかなり恨めしそうな顔で見上げますが、入館出来ないので、諦めてもらうしかないんです。
ちょっと、図書館の中で探し物があったので、すこしチーズを待たせてしまいました。
近づくと、嬉しさを体中で表現しています。
用事を終えたので、帰宅の途につきました。
雲行きは、だんだんと怪しくなってきて、空一面厚めの雲が覆うようになりました。
来る時は、駆け下りていた坂道に差し掛かると、チーズが立ち止まって前に進もうとせず、此方の顔を窺っているように見上げます。
こちらも惚けて、チーズの目を見返しますが、チーズからのテレパシーが
「もう、歩くのは飽きたから、抱っこしてほしい。」って伝わってくるのです。
こうなると、チーズをリードで引張るような形になるんですよね。
傍から見ると、飼い主が無理やり犬を引張っているように見えるんじゃないかと思うと、つい「しょうがないなぁ」と心の中で毒つきながら、抱きかかえて帰ることにしました。
帰宅後、珍しく携帯電話がなりました。
大体、予想がつきます。
先週の初めに、面接に言った企業の結果が出たのでしょう。
架かってきたのは、思ったとおり、民間職業紹介所のキャリア・コンサルタントさんからでした。
そして、結果も思ったとおりでした。
キャリア・コンサルタントさんから、
「私の力不足で、申し訳ありません。
次頑張りましょう。」と励まされてしまった。
力不足はこちらなのに、なんかものすごく申し訳なく、また情けなくなってしまってしまいました。