「日本文化のキーワード」の紹介

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 日本文化とは、なんと奥深く摩訶不思議なものなんだろうと、改めて気づかせてくれたのが、こちらの本です。
 

 七つのやまと言葉、それは「ありがとう」「遊び」「匂い」「間」「道」「わび、さび」「あわれ」という言葉たちをキーワードにして、著者は日本文化の源流への旅に誘ってくれます。
 その旅で出会う情景をひとつひとつ説明していただくのですが、当然のことながら初めて聞くことが多くて、今で言うところの「アハ」体験の連続でした。
 そして、読み進んでいくうちに、ムクムクと疑問が湧き出てきました。
 それは、当初使われていた言葉が、時代を経ることによって、どんどん使い方や言葉の意味が変わってきたのは、なぜなんだろうということです。
 まぁそういう謎の部分と、それとは、真逆に「この言葉の元々の意味は、こういうことだったのか」と先ほど書いた「アハ」体験できる部分とが交じり合って、実にいい旅を味わうことが出来ました。
 日本人の言葉に対する考え方は、現在ではコミュニケーションの道具と考えられていますが、それだけではなく、「言霊(ことだま)」(サザンオールスターズの歌の題名にも使われてました)として捉える、どういうことかといいますと「言葉が霊力を持つ、言葉が物質的現実を変える力を持っているという考え方」があるとのことです。
 それは、言葉そのものが生き物だという考え方を、古代の人たちは持っていて、それは今も生き続けているのではないでしょうか。
 特に、「もの」という言葉に対して、この本を読むまでは「物質」と捉えていましたが、荒木博之さんの著書から「もの」と「こと」の違いについて、説明を受け

 もの=原理、法則、普遍性        ⇒  目に見えないものごとの背景にある真実
 こと=物質性、現象性、一回性、非原則  ⇒  目に見えた事実、現れたもの、目の前で起こった現象
                          
とのことです。
 これが、私の「アハ体験」の一つです。
 そのほかもり沢山の「アハ体験」がありました。
 日本文化の源流を誘う「言葉の旅」に出かけてみてはいかがでしょう。 

 


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