「日本文化のキーワード」の紹介
にほんブログ村
日本文化とは、なんと奥深く摩訶不思議なものなんだろうと、改めて気づかせてくれたのが、こちらの本です。
日本文化のキーワード――七つのやまと言葉 (祥伝社新書 201)
- 作者: 栗田勇
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 新書
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
その旅で出会う情景をひとつひとつ説明していただくのですが、当然のことながら初めて聞くことが多くて、今で言うところの「アハ」体験の連続でした。
そして、読み進んでいくうちに、ムクムクと疑問が湧き出てきました。
それは、当初使われていた言葉が、時代を経ることによって、どんどん使い方や言葉の意味が変わってきたのは、なぜなんだろうということです。
まぁそういう謎の部分と、それとは、真逆に「この言葉の元々の意味は、こういうことだったのか」と先ほど書いた「アハ」体験できる部分とが交じり合って、実にいい旅を味わうことが出来ました。
日本人の言葉
それは、言葉そのものが生き物だという考え方を、古代の人たちは持っていて、それは今も生き続けているのではないでしょうか。
特に、「もの」という言葉に対して、この本を読むまでは「物質」と捉えていましたが、荒木博之さんの著書から「もの」と「こと」の違いについて、説明を受け
もの=原理、法則、普遍性 ⇒ 目に見えないものごとの背景にある真実
こと=物質性、現象性、一回性、非原則 ⇒ 目に見えた事実、現れたもの、目の前で起こった現象
とのことです。
これが、私の「アハ体験」の一つです。
そのほかもり沢山の「アハ体験」がありました。
日本文化の源流をに誘う「言葉の旅」に出かけてみてはいかがでしょう。
やまとことばの人類学―日本語から日本人を考える (朝日選書 (293))
- 作者: 荒木博之
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1985/12
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
下記のブログランキングに参加してます。
気が向いたらで結構ですが、ご協力を。
にほんブログ村
http://d.hatena.ne.jp/nekoatama/20070508