生物多様性の劣化原因について

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 またまた、市内の図書館に行って見つけた本を紹介します。
 今回は、足立直樹さんが書かれた「生物多様性経営」(日本経済新聞出版社)という題名です。
 まだ、全部読みきってはいないのですが、ちょっと気になったところをエントリーしておきます。
 2005年「ミレニアム生態系評価」に「生物多様性の劣化の原因」が上げられているそうです。
 1、土地開発
   これは、人間が使用する目的で、人為的にその自然環境を改変することです。
   具体的には、森を伐り開いて工業用地、宅地、プランテーションにする。
   海を埋め立てて港にする。
   マングローブを伐り開いて養殖池にするなどです。
   問題は、生物は人間のような適応力がないため、その生物に適した生息場所が決まっているんだそう
   です、だから上記のような土地開発があるとそこに生息していた生物は絶滅してしまうことになり、
   一旦絶滅するとリセットというわけにはいかないことになります。
 2、気候変動
   具体的には、気温の上昇、降雨パターンの変化、乾燥化があるそうです。
 3、化学物質による汚染
   有害廃棄物や有害化学物質による汚染です。
   これは、法律によって適正な処理方法や排出基準がきまっているのですが、これはあくまでも人的被   害が明らかになった後、その原因を取り除く目的の基準なので、他の生物への影響は考えられてない   そうです。
   農業に使う肥料が、生態系を撹乱する原因になるのだそうです、化学肥料を使うことにより、農地か   ら河川に流れ出た肥料によって、河川や湖沼などが富栄養化するんだそうです。
   驚くことに、農業も汚染源の一つなんだそうです。
   肥料(化学物質)が、生態系を撹乱する要因になるんだそうです。
 4、生物資源の過度の利用(濫獲)
   現在問題になっているのは、水産資源だそうです。
 5、外来種
   問題となるのは、侵略的外来種だそうです。(これは、在来種を絶滅につながるなど生態系への影響
   が特に大きいものをいうのだそうです。)  
   グローバル化により人・モノの移動が頻繁に行われるために、付着して持ち込まれることがあるのだ   そうです。
 これを読んでると、「人間が生きている」ってこと自体が、生態系を撹乱している張本人です。
 
 他の生物にとっての天敵そのものです。
 

 
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