[随感日記]メディア・リテラシー教育について

マスコミは何を伝えないか――メディア社会の賢い生き方

マスコミは何を伝えないか――メディア社会の賢い生き方

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 今朝の続きです。
 下村健一さんが定義する「メディア・リテラシーとは、情報のキャッチボールで、エラーせずに捕球し、暴投せずに投球できる能力をみにつけましょう」である。

 そして、わが国のメディア・リテラシーの歴史を紐解くと、下記のようになります。
 第1期(1950年〜60年)民主主義教育のためにメディア・リテラシー教育が積極的に取り入れられていた時期。
 第2期(1961年〜77年)アメリカの指導の影響が薄れ、日本の伝統を重視した国語教育へと戻る時期。
 第3期(1978年〜88年)日本ではメディア・リテラシー教育がほぼ消えた時期。
 第4期(1989年〜現代)メディア・リテラシー教育が復活してきた時期。
 (「マスコミは何をつたえないか」対談ー 中村純子 「世界と日本のメディア・リテラシー教育」参照) 
 戦後教育の一時期だけは、メディア・リテラシー教育があり、そのほかの時期の人たちは、殆ど教育を受けていないと言う事なんですね。
 逆に、89年以降の子供たちの方が、メディア・リテラシー教育を受けていると言う事になる。
 
 まぁ、自分も含めて多くの人は、上記の年代のとおりの教育を受けてきたということである。
 人によっては、きちんとメディア・リテラシー教育を受けたと言う人もいるとは思う。
 上記の歴史によると、現在情報発信および情報受信をしている人たちの大半は、きちんとメディア・リテラシー教育を受けていないということになるかと思う。
 今後、このブログに参加している人たちは、それなりのメディア・リテラシー教育を学んだ上で、責任をもって情報発信をしなければいけないということになります。
 それだけの覚悟が必要だということです。
 また、情報を受信した時の対応として、下村さんのサジェスチョンがあります。それは、「情報を鵜呑みにせず、情報源を洗いなおす作業を行ったうえで、複数の記述が一致する部分だけを、『まあ信憑性が高いのかな』ぐらいに受け止める。それがせいぜいだと思います。」とのことである。

 ミスチルの歌ではないですが、自分がいつ「被害者」もしくは「加害者に」になるかもわかりません。
 「加害者にならないためには、もう自分が≪眼力≫をつけるしかない。
 逆に、情報を鵜呑みにするようなお人よしは、少々きつい言葉ですが、これからは存在してもらっては社会迷惑なんです。
 その人が誤った情報を広げる媒介になりますから。」
 この点は、社会的ネットワークの悪い面です。
 このような指摘を受けないように、前向きに対応しよう。
 
 

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