[随感日記]時の流れ
部屋の明かりを消して、机の蛍光灯ひとつで、誰にも邪魔されない空間が好きだ。
椅子に腰掛けて、膝の上には、チーズをのっけてね。
最初は、チーズもすわり心地が悪いのか、色々と態勢を変えるが、そのうち動かなくなる。
そして、チーズが横たわっている部分から、チーズの体温が、じんわりと私の太腿に伝わってくる。
それと反比例して、触れていない部分の冷たさが、余計に感じられる。
コーヒーカップからは、ゆれながらゆっくりと湯気が立ち上ってる。
そして、こんな時には、語りかけてくれるような、静かな歌を聴きたい。
いくつもの時を経た歌たちを聴きたい。
今流行(はやり)の歌は、いまは聴きたくないなぁ。
そんな流行(はやり)の歌を追いかける年齢でも、もうないだろうとひとり苦笑する。
そんな流行の歌たちが、いくつもの年月を経て、それでもまだ残っているのであれば、そのときには聴こう。
時の流れは、色々なものを熟成してくれる。
時には、時の流れは腐乱させてしまうこともあるけれど。
連綿と続いてきた時の流れは、これからどこへ私を連れて行ってくれるのだろうか。
いや、私はどこへ行きたいのだろう。
そんなことを空想しながら、心落ち着く音楽を聴くことにしよう。
ホットウィスキーを飲みながら。
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