高校最後の夏休 トット君7

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トット君も高校3年生になりました。
高校3年生の夏休といえば、来年の大学受験のためのいちばん大切な時期です。
とくに、トット君のクラスは普通科なので、男子生徒の大半が大学進学希望でした。
女子学生は、4年制大学の進学希望者は少数でしたが、大半が短大・専門学校への進学組でした。
そんな大切な時期である夏休を前にして、トット君のクラスでは、ちょっとした事件が発生しました。

それは、
「高校生最後の夏休みにクラス一同でキャンプに行こう。」という話しが持ち上がったのでした。
最初は、クラスの中の誰かのちょっとした思い付きだったのです。
それが、段々と大きくなって、いつのまにかクラス全体の総意になってしまったのです。
その意見を担任教師に申入れしたところ、担任教師は、
「クラス全員で決めたということはわかった。
だけど、君たちもわかっていると思うけれど、高校3年の夏休みは、君達受験生にとっていちばん大切な時期だということをわかっているよね。」と、常識のある意見を述べていました。
でも、クラス全員が束になって、その担任教師をなんとか説き伏せました。
その結果、各自の親の承諾を得るという条件をつけられましたが。
クラス全員の各自の親の承諾は、なんら問題なく得ることができました。
その話題は、校内でも知れ渡り、他のクラスでも同様の動きがあったみたいでした。

最終的には、トット君のクラス全員で高校3年の夏キャンプは決行されました。
クラス全員、同じ電車に乗り、当時新聞を賑わした「ヒバゴン」が住むといわれる中国山脈の山奥のキャンプ場に出かけていき、事故もなく無事帰ってきました。




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