チーズの目 85−2

昼過ぎから、外は明るくなってきて、雨もとっくに止んだみたい。
ここの家のパパと午後の散歩に出かけた。
かなり高い所に雲があり、太陽の光も届いてきた。
アスファルトの水溜りも太陽のを光を反射させている。
庭の大きな葉っぱは、太陽の光を受け、さっきの雨の滴から光を放っている。
町全体が、さっきの雨水をまだ乾かしきっていないから、本当にキラキラと輝いているんだ。

僕は、水溜りを避けながら、歩いてる。
でも、なんだか今日もいつものコースの途中で歩みが止まる。
そうやって、ボーっとしていた時に、後から仲間とGパン、Gジャンの同伴者と彼が後からやってきた。
僕は、彼が近づくのを待っている。
最初、同伴者は、彼が僕の方に近づくことをちょっと躊躇していたみたいだけれど、僕たちが仲良く鼻と鼻の挨拶を交わし始めたら、さっきの躊躇は消えたようだ。
それから、僕は彼の周りを飛び跳ねたり、近づいて彼のにおいかぎをしたりと忙しく動き回ってた。
彼は、2歳半だっていうから僕より若いんだけれど、動きは断然僕の方がシャープだね。
でも、なんとなく彼とは仲良く遊んだよ。
そして、いつもの僕の癖で同伴者の足下に飛びつく。
泥で汚れていたけれど、同伴者の方は、
「いいですよ。
いいですよ。」と、僕がじゃれ付いていくのを許してくれた。
そんなこんなで、さっきボーッとしていた気分はどこかへ行っちゃった。
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