チーズの目 85

今朝の空模様は、曇り。
庭の紫陽花は、昨晩の雨に打たれたみたいで、首を傾げてる。
朝散歩は、ここの家のパパと行って来た。
家を出る時は、雨は降っていなかったんだ。
僕は、アスファルト道にできた水溜りをよけながら、慎重に歩いたんだ。
向こうからやって来る通勤途中の人は、みんな傘を片手にしている。
中には、もう傘を差して歩いている人もいる。
微妙なこの空模様。
いつもの長細い公園には、誰も居なくて、水溜りがあちらこちらに出来ている。
公園の中に入ろうとしたら、糸を引くような雨が降ってきた。
ここの家のパパは、泥で汚れた僕の足とおなかを避けながら、僕の身体に最小限の範囲で捕捉できるように慎重に片手で抱えあげて、
「チーズ。
本格的に、雨が降ってきたし、傘も持ってきてないから帰ろう。
また、晴れてきたら連れてくるから。」と僕に言って、途中で引き返してきたんだ。
でも、朝の僕のお仕事はもう終わっていたから・・・。
傘ぐらい持ってくればいいのに・・・。

そして、家について、僕は泥で汚れた足を洗ってもらった。
僕が、朝食を摂っていたら、本格的な雨降りになった。
ここの家のママが、出かける時間だ。
ここの家のママが出かけてしばらくすると、また外は明るくなった。
でも、この空模様、またいつ雨が降り出すか微妙だね。

ここの家のパパが、カタカタと鳴らすPCの音と外の風の音。
それから、時折遠くから聞こえてくるカラスの声とオートバイが通り過ぎて行くエンジン音。
静かだ。
だから、僕はいつもの指定席で、仰向けになっている。
この格好は、ちょっと人に見せられないんだろうなぁと思いながら、僕は瞑想に入るところ。
ここの家のパパが、空を見ながら
「なんかまた雨になりそうだな。
外出るの億劫だなぁ。」っていう声が、聞こえたような気がする。
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