故郷が舞台

 NONISHIさんのコメントで紹介された森沢明夫さんの「海を抱いたビー玉」を読み始めて、びっくり。
 なんと、私の生まれ故郷の地名が出てきたからです。
 それも、主人公のバスが不当(?)に扱われて行く場所として・・・。
 実話に基づいた作品と言うことなので、
 「一体どの辺なのかなぁ。」という詮索癖が出てきてしまった。

 前置きはこのくらいにして、本当に心温まる「いいお話し」でした。
 そして、この作品に登場する人・乗物・樹木たちの思いやり・やさしさがしっかりと伝わってくる作品でした。
 この作品の中で「気づき」って言葉が出てくるのですが、やはり物事を見るときのこちら側の見方が大事なんだということを再認識しました。

 「当たり前のこと」として見過ごしてしまうことに、「これって本当は、すごく大切なことじゃないのってこと」に「どれだけ多く気づけるか」どうかってことですよね。

 私の持論として、死ぬまでにどれだけ多くの経験(これは決して実体験だけじゃないですよ。出ないと犯罪行為もしないといけないということになりますから、それは絶対ダメです。)することが、いちばん大事なことじゃないかと思っているんです
 それは、喜怒哀楽すべてです。
 そして、最後に自分の死を、これは経験とは言わないでしょうけれど。