チーズの目 60
今日は、空一面の雲に覆われて、それに昨日に比べたら寒いくらい。
朝の散歩は、ここの家のママと一緒でした。
ここの家のパパは、起きたらすぐに、長男の部屋に閉じこもって、出てこない。
何やってるんだか?
今日は、ここの家のママは、いつものピアノ練習とエレクトーンの練習だ。
昼から、その教室に行くから、その練習みたい。
だから、僕はいつもの指定席で、練習曲を聞いている。
でも、毎回同じ曲だと・・・。
まぁ、居候の身だから、これ以上はちょっと書けないな。
昼過ぎに、ここの家のパパが、二階から下りてきた。
「ねぇ、何やってたの?」って、僕が聞くと、ここの家のパパが、
「図書館で借りてきている本を読んでいた。」って、
「ふ〜ん。おもしろいの。」
「まぁね。」
「僕と遊ぼうよ。」って、僕のおもちゃをここの家のパパの所に咥えていったんだ。
そしたら、そのおもちゃを取り上げて、僕の鼻の先にブラブラさせ、ポイと放るから、つい僕の本能が目覚めて、すぐそのおもちゃめがけて駆け出し、銜えてくる。
そして、僕が咥えているおもちゃを取り上げようとするから、僕は取られてたまるかと後ずさる。
だけれど、素っ気無くされると、また僕の方から近づいて、結局取られちゃうんだけれど、そうやってここの家のパパと時間潰しをした。
「飽きたから、散歩行こう。」と誘い出す。
「しょうがないなぁ。行くか。」
午後の散歩に今帰ってきたところ、既にここの家のママは、エレクトーンの練習から帰ってきてた。
僕が、ここの家のパパに、バスルームで足洗いをしてもらっているとき、ここの家のママが「今日の夕食要らないから。
それから、次女も今日は、遅くなるから要らない。」って、出掛けちゃった。
そして、今僕はいつもの指定席で、流れている音楽は、ジョージ・ハリスンの追悼アルバム「CONCERT FOR GEORGE」。
「やっぱり、「ISN’T IT A PITY」とか、「ホワイル・マイ・ギター・・」とか、かなり懐かしい曲満載で実に泣ける。
えっと、夕食どうすっかな。」って、ここの家のパパが言ってます。
僕は、もう夕食済ましたから・・・。