途中下車(千駄木駅)
よく、途中下車する駅は、千代田線の「千駄木駅」である。
「なぜかって?」
まず、根津方面に近い地下鉄の出口を出て、左に曲ると交差点があります。
その突き当りを左に曲ると坂があります。
これが団子坂といい、江戸川乱歩先生の「D坂の殺人事件」の舞台で有名になった場所です。
(ただ、私は読了していないので、詳細についてはわかりません。)
そして、この団子坂を上りきる手前に、明治から大正にかけて森鴎外さんが居住していた「観潮楼」跡があります。
以前は、ここに図書館があったのですが、いまは移転しました。
森鴎外さんに興味のある方は、森まゆみさんの「鴎外の坂」を読んでみてはいかがでしょうか。
その図書館が、私の目的地なのです。
そしてその図書館は、さっきの団子坂を上りきる手前にある信号まで戻って頂いて、左に曲るって、少し歩くと右手にあります。
以前の板張りの本当に壊れそうな建物と大違いです。
そして、この文京区立図書館は、ちょっと他と違うのです。
何が違うかというと、大体の図書館は図書等の貸し出しするときに「登録カード」を作成するのですが、その作成条件として、区内(市内・町内)に居住・通学・通勤者に限定となっていると思うのですが、文京区は違うのです。
身分証明書さえあれば、誰でも、登録できるのです。
そして、ここの図書館のよさは、豊富なCDの在庫量なのです。
最近は、DVDの貸し出しもできるようになりました。
あと、おもしろかったのは、小石川分館には、アナログのレコードの貸し出しもOKなのです。
行ってみて、80年代に流行した「レンタル・レコード屋さん」の雰囲気があって、凄く懐かしさを感じました。
昔懐かしいビートルズのレコードを手にとり、かつてこのレコードの両面を凄い集中力で聴いたなぁって、それに比べいまは便利になったなぁと(しみじみ)懐かしみました。