[随感日記]10年越しの恋。

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嘘か本当かわからないけれど、当施設の利用者さんが、
私のiPadYOUTUBEにある昭和30年代の歌謡曲を聴いている時、突然昔語りをされた内容です。
彼女の妄想かもしれない。

「既に旦那が亡くなったから言えるのだけれど」と前置きをして、
「実は、私は、死んだ旦那から10年間も思われたのよ。」
これは惚気かと、やや引きながら「ああそう。」と相槌を打つ。
「新潟に本社のある会社に私が勤めていて、旦那は大学を出て同じ会社に勤めていたのよ。
で、研修を受けている私をどこかで見て、一目惚れしちゃったみたいなのよ。
当時は、電話なんてないから、手紙で告白されたのだけれど、何処の馬の骨かもわからない見ず知らずの男から手紙もらったから、こんなの貰ったと同僚に見せて、そのあと破ってトイレに捨てたんだけれど、その後も手紙が届くのよ。
どうやって、私の住所を調べたのか知らないけれど。
手紙で湯が沸かせるって言うけれど、あれ本当ね。
貰った手紙を燃やして湯を沸かせたこともあるのよ。
その後、結婚の申し込みがあった時も、丁重に断ったんだけれど、手紙が来るのよ。

で、結局両親に説得されて、結婚しちゃったんだけれどね。」

聞いていて、疑問点は多々あるけれど、それを聞くのも気がひけるから、
「⚪️⚪️さんって、結構冷酷で残酷な性格ですねぇ。」と、感想を告げると、
「あの当時は、そうだったのよ。
若い時だったら、こんな話できないけれど、もう75歳になっちゃうと、平気で喋れるのよ。」

亡くなった旦那さんが、なんとも気の毒になってきたのと、10年間も一人の女性を思い続けるって言うか、振られても振られても、アタックする。
現代だったら、完全にストーカーで訴えられる事案のように思います。

でも、結婚した後に、その旦那に誘われて、来日した黒人グループのコンサートを見て、感動したんだそうですが、肝腎なアーティスト名を覚えていないんだとのこと。