図書館で

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家を出て最寄りの駅まで行くのに汗をかいた。
その汗を電車の冷房で乾かす。
事務所近くの駅を降りて、事務所に向かうまで、たった5分ぐらいなのに汗が出る。
事務所の中は利用者さんのために冷房を強くしている。
それで、職場に入った時の冷んやり感は、外から入ってきたものには、心地よいけれど、ずっと中にいる利用者さんの中には、寒いって言う人もいるのです。
それで、仕事がひと段落ついた頃、先程寒いって言っていた利用者さんを散歩に連れ出したところ、
「今日は、暖かいネェ。」
えっ、こんなに暑いのに、暖かい?
でも、数分もすると、「暑いねぇ。」という感想に変わった。
そうでしょう。
目下、関東圏は、猛暑の真っ最中なんですから。
歩いて5分ぐらいのところにある、よく利用する図書館に到着。
「ここには、すごい本の量だねぇ。
昔は、私も良く本を読んだけれど、最近は目が悪くなって小さな文字が読めないんだよ。」と、大きな声で話しかけられる。
それは、戦時中に爆発音で耳を悪くされたために、ほとんど片側でしか聞き取れないとのことです。
その片方の耳も、耳元近くで話さないと聞こえないのだそうです。
でも、図書館の中にいる人は、その大きな声に反応して、私たちの方に視線を向けているのが、ヒシト感じます。
それで、その利用者さんの耳元で、「あまり大きな声を出さないでくださいね。」と、注意する。
「そんなに大きな声かね。
耳が聞こえないから、つい大きな声が出るんだねぇ。」と、また大きな声で反応される。
でも、さっきの非難の視線が、少し変わったように感じるのは、気のせいだろうか。
以前、別の職員が同じように図書館に同行した時は、図書館員から、
「ここは、図書館ですから、静かにしてください。」と、注意を受けたとのことだが、今回はそういう注意は受けなかった。
規則は、そうかもしれないけれど、それにしても、利用する人への思いやりが少し足りないのではと、
これは独り言です。