多生の縁

終業間際に先日のSさんが、突然の熱発。
昨日のSさんは、某特別養護老人ホームに移るために掛かりつけの病院で検査を受けられ、検査結果は問題なしとのことでした。
そして、本日は某特別養護老人ホームのメンバーとの面接でした。
全くいつもと変わらないご様子でした。
夕食時もいつものようにお代わりをされたのですが、その時手元のお皿を落とされました。
その時の表情は、すごく熱っぽいので、体温計で測定すると39°。
それで、直ぐにケアマネに連絡しましたが、すでに業務終了で退社されてました。
姪御さんに連絡を取りましたが、足がないので行けないとのこと。
当施設も職員が付き添うことはできないので、救急隊員の方にケアマネとご家族の連絡先を伝えました。
前回は、何事もなく帰所されました。
今回も何事もなく帰って来ていただきたいものです。

で、かなり終業時間を超過して、帰宅したところ、家にはチーズだけでした。
チーズは、散歩に行こうと催促するので、夜の散歩に出かけることにしました。
闇の中を歩いていると、当たり前のことですが、黒い影が近づいて通り過ぎて行きます。
その時、ふと一体今までどれだけの人が、通り過ぎて行ったんだろう。
袖擦り合うも多生の縁とか言います。
通り過ぎて行った人たちも、なんらかの縁があったのかなと思うと、何となく優しい気持ちになりました。