[随感日記] 隠蔽させない、ウソをつかせない、過小評価させない監視
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今更ですが、この本を読みおえて、わが国の前政権時代の自分たちだけよければ他の人間がどうなろうと知らないといういやらしい部分を改めて味わいました。
- 作者: 安斎育郎
- 出版社/メーカー: かもがわ出版
- 発売日: 2011/05/09
- メディア: 単行本
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そして、その負担を国民が背負わされて、世界で一番高い電気料金を支払っているというわけです。
なんともいえないです。
「原発麻薬」って、言葉があるんだそうです。
原発を一基建設すれば、相当の利益がその自治体に落ちてくるわけですが、それは長続きしません。
だから、もっと作って欲しい。
あの時の夢をもう一度ということで、建設を続けていかなければ、その自治体が潤っていかないんだそうです。
ですから、ある地域では田んぼの畦道まで舗装されているとか。
そのいやらしい自民党から政権交代というある種の錯覚を利用して出てきた民主党も、前政権と殆ど同じ体質で、ああなんともいえないです。
こんなにしてまで、国民から税金等の形で搾り取って、自分たちの懐に入るように法律を作っているんだから、どうしようもないですね。
そうそう、この本の中で、原発関係に関して行政と電力会社に対して、
「情報を隠蔽しない、ウソをつかない、過小評価させない」という視点で、国民が監視していかなければならない、という意見がありました。
その通りだと思います。
本来は、第四の権力のマスコミが対応すべきところだと思うのですが、わが国の場合、そんなことよりも某タレントの引退とかに目が行っているのですから、どうしようもないです。