ビジネスに「戦略」なんていらない

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 以前、平川克美さんの「移行的段階 − 経済成長の終焉」という本を読み、著者の考え方に共鳴したのです。
 そうすると、私だけではないと思いますが、「じゃあ他にはどんな本をかいているのだろう。」という興味が沸くと思うのです。
 それで、地元の図書館に所蔵を調べたところ、生憎所蔵していなかったのです。
 次に、隣の町の図書館に所蔵を調査したところ、所蔵してました。
 ですから、隣の町の図書館に予約をして、借り出しをしました。
 以前にも書いてますが、私の計画性のなさというか、自分の好奇心にすぐ反応するものですから、その反応で借り出していた本が机の上に山積してまして、これも以前エントリーしましたが、気持ちは焦るのですが、なかなか文章がなかなか上滑りして、なかなか脳の中にインプットされない状態が続いていて、やっと最近インプットされないものは返してしまえと、結構途中で放棄したのですが、まだまだ残ってる状態なのです。
 と、前書きが長くなってしまいました。
 で、今回手にしたのは「ビジネスに『戦略』なんていらない」です。
 タイトルの中にビジネスと書いてはありますが、「ビジネス本、戦略本等」とは、かなり内容は違います。
 平川克美さんが50代になるまでに経験・思考してきた「ビジネス」に関する内容です。
 興味深く読みました。
 自分たちが立ち上げた会社と村上春樹さんの「1973年のピンボール」との対比とか、小林秀雄さんの評論の引用があったり、幼友達の内田樹さんの引用および付章に対談があったりと、盛り沢山の内容です。

 この本で著者が特に主張したかった内容は、「第8章 攻略しない方法」のなかにある
 「わたしは、負け組の烙印を押されて意気消沈しているベンチャー経営者から、がんばっているのだけれども報われないと思っている現場のサラリーマン、エンジニアに至る「現場で逡巡する人たち」に対して、報われない努力というものには意味があるということ、ビジネスは果実を得るまでに多くの時間を要すること、たとえ華々しい結果を現在得ることが出来ていなくとも、継続の中に「見えない資産」が蓄積されていることなどを理解できれば、自らの立ち位置に新たな価値を見出すことも可能である。だから、今の場所にもう少し踏みとどまっていただきたいのだという想いをお伝えしたかったのです。」 
 この文章言葉を、胸にしまって、再度ビジネスについて考えてみることにしましょう。
   
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